
今回は、プロイセンの通称「大王」こと、フリードリヒ2世のチャートをサビアン占星術で見てみたいと思います。
まず、太陽から。
太陽は水瓶座3度にあるため、サビアンでは水瓶座4度に該当します。
シンボル名は「A Hindu healer.(インドのヒーラー)」です。
この度数は、何かからの束縛を離れて独立独歩で生きていこうとする配置です。
現実を考えると、プロイセン王家の生まれで、王位継承者なので、その枠から抜け出すことは出来ません(実際、出来なかった)が、神聖ローマ帝国の構成国の一つであることを踏まえると、その枠を「プロイセン」ではなく「神聖ローマ帝国(ハプスブルク家)」と捉えると面白いかなと思います。
月は獅子座10度にあるため、サビアンは獅子座11度の「Children on a swing in a huge oak tree.(大きな樫の木にあるブランコに乗る子供たち)」です。
この度数は、創造性豊かで伸びやかな感性を持つ子供の度数です。
フランス語もドイツ語も堪能とは言えなかったそうですが、詩を作ったり、フルートを嗜んだりという、感性の豊かさを示唆しているかのようですね。
もっとも、その子供らしい子供は、教育の名の下に潰されたのですが。
そして、フリードリヒ2世の人生で大きな役割を果たしているのが、10-4ハウスのノード軸。
ノースノードは山羊座24度なので、サビアンでは山羊座25度になります。
「An oriental-rug dealer.(東洋の敷物を扱う商人)」です。
一方、サウスノードは蟹座24度で、サビアンでは「A dark shadow or mantle thrown suddenly over the right shoulder.(右肩越しに突然投げかけられた黒い影または外套)」の蟹座25度です。
この度数は、両方とも、日常の中に異質なものを取り入れていきます。
「伝統」というものに、さほどこだわらないんですね。
だからこそ、プロイセン王国はあれほどまでに成長したのかもしれません。
太陽と月とノード軸だけでも、「フリッツ大王」の解像度が少し上がる気がします。
天体ごとに読んでいくと、その人だけの織物が出来上がりそうですね。
とりわけ、サビアンはまだ使い始めたばかりだけど、わくわくするような結果でした。
(サビアンシンボルの日本語訳は松本潔先生の本にならっています)